Sasha's Note 一期一会

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Scones

お気に入りのパンといっても、頭に浮かぶほど美味しいパンが買えないという悲しい現実があります。主食はパンの国なのに、です。サンフランシスコのご当地パン Sourdough(サワードウ)が苦手です。日本で売っているサワードウは、日本人の味覚に合わせて味を変えているそうですから、元々、日本人にとって苦手な味なのかもしれません。いや、私だけの問題なのかもしれないですが・・。Rye(ライ)の味も、どうも苦手。


冷凍庫に保存してあるのは、Cuban Bread(キューバのパン)と、Cinnamon Raisin Bread(シナモンレーズンパン)です。キューバのパンは、フレンチバケットより柔らかくて美味しんです。そもそも、美味しいバケットを売っているお店がないので、致し方なく・・・というところなんですが。シナモンレーズンパンは、一枚の大きさがちょうど良く、あまり甘くないパンを売っているお店を探して、お気に入り登録です。レストランで、サンドウィッチを注文する時には、よく聞かれるのが、ホワイトかブラウンか、どちらにしますか? いつも迷わず、ブラウンで、と注文します。ブラウンというのは、Whole wheat(全粒粉)パン。パンでもライスでも砂糖でも、とにかく白い物は体に悪いという健康志向の人たちに人気のパンです。

 

さて、シドニーの義母の得意料理の1つが、スコーンづくり。ひとり暮らしになったので、交代で様子を見に行くミッションで遠いところまで出かけました。外国人が好む言い方に、グッドニュースとバッドニュース、どちらもあると最初に言いますが、今回の私のミッションもまさにどちらもありました(苦笑)

 


出発数日前になって、義母がひとり暮らしではなくなったのです! メルボルン大学に通っていた義姪が、専攻を間違えたといって、NSW大学へ編入し直し、急に荷物を抱えてシドニーへやってきたんです。じゃあ、私のミッションは必要なし?! その義姪がベジタリアン。油でさえ、動物性だと食べないという徹底ぶりなので、レストランへ行っても残すこと多し。義母は、食事を用意するのにベジタリアン料理も作らなければならないことになり、模索していました。何を作ろうか考えて頭がいっぱいで、おかげで急に元気になった感じもあります(笑)


ラッキーなことにベジタリアンはパンを食べます!スコーンも大好物でした。

 


[レシピ:24−26個分]

- 4 cup セルフレイジングフラワー(ベーキングパウダーと塩が入っている小麦粉)

- 1/2 teaspoon ベーキングパウダー

- 一掴みのレーズンやブルーベリーなど

- 400ml クリーム(結構濃い)

- 1缶 炭酸レモネード


ボウルの中で、耳たぶの柔らかさになるまでこねます。その後、テーブルの上に小麦粉を少し敷いて、ボウルから出して丸いドウを作ります。あまり薄くしないこと。でも厚すぎてもよくない。スコーンの型で切り抜き、卵を一個割って上に塗る。クッキングシートを敷いたトレイの上に載せ、オーブンを220°にして15-20分焼く。(注)クッキングシートには表裏あり。

 

[食べ方]

クリームを買ってきて泡だてます。ハンドミキサーがないので、手で30分くらい泡だてたでしょうか。こうなったらもう、カロリーを気にしていられないですね(苦笑)

スコーンをパカっと割って、クリームを載せ、ジャムも載せ、ガブリ。せっかくなので、紅茶とともにいただきました。イギリスでは、クリームが下か、ジャムが下かという論争!?があるようですね。


タウンホール駅地下にキッチン用品専門店があり、そこでスコーンの型を買いましたが、自宅で作ることは多分なさそうです(苦笑)。どなたか、スコーンを作りたい方がいらっしゃいましたら、どうぞご参考ください。そのお店を超えて進むと、QVB(クウィーン・ビクトリア・ビルディング)の地下へ出ます。メルボルン発祥のT2という紅茶専門店があります。値段は高いですが、日替わりの試飲コーナーもあり、お洒落な缶の紅茶が目を惹きました。