Sasha's Note 一期一会

猫たちとの暮らし 嬉し楽し 嘆き驚き 好奇心 冒険 悪戯 出会い 別れ 感謝

のんびりと・・・歩くシドニー

今後一週間、天気が崩れるという予報。快晴の昨日、体調がいまいちだったのだけれど、ゆったり、まったり、歩こうと、シティーへ出かけて来た。最寄りの Penshurst 駅からシティーレールに乗る。2階へあがって、ゴトン、ゴトン・・・と揺れる各駅停車から車窓を楽しんだ。こうして、学校やシゴトに通った日々は、「本当に」自分の過去だったのか、ちょっと不思議な感覚に襲われた。


蒼い空。30℃にあがると言う。Town Hall 駅で降りる。観光客が多いなぁ。いろんな人種が混じっている。中国人観光客がこんなに大勢街を闊歩している姿なんて、見かけなかった。「変わって」きているんだろう。オーストラリア英語が聞きづらい。どうしよう?(苦笑)


大繁盛している回転寿司屋が、紀伊国屋の傍にできていた。その隣りには、日本食屋だ。ラーメンが19ドル? ジョーダンじゃない(苦笑)。トコトコと通りを歩き、石畳の Rocks へなんらく到着。幸い、フリーマーケットで賑わっていた。各ベンダーを回っていたら、見つかったら欲しいと思っていたエミューオイルが見つかった! アボリジニの万能治療薬で、傷の手当て、 痛みの除去、筋肉痛の軽減、やけど、打撲傷など、あらゆる炎症の秘薬と言われているもの。


深緑の鮮やかな色の卵を抱いたエミューを思い出した。オイルは皮下組織から得られる脂肪を精製して採られる。アロマの先生から「エミューを殺さないで採るんだよ」と聞いていたけれど、夜ネットで調べてみたら、やっぱりそうではないようで・・・。う〜ん、正直、少し心が重くなってしまったのだけれど、買ってしまったからには、ありがたく使われていただこうと思う。


Circular Quay から、フェリーに乗る。オペラハウスも、ハーバーブリッジも、見る角度で、姿を変えるんんだな、とのんびり思った。私が鳥だったら・・・シドニーハーバーに棲むカモメになりたい! でも、それがシアワセだと思うまでには、世界を見て来ないとわからない。日本の良さも、オーストラリアの良さも、外から見て、もっとよくわかるものだ。


Rocksのお気に入りのイタリアンレストランで、6時に友だちとディナーの約束。ふたりとも、19年住んでいて、このレストランは始めてだと言う。昔一緒に働いていたメンバーだ。ずっとガンバッテるよなぁ〜って思った。海外に住むって、タイヘンな事もある。それでもシドニーが好きなんだね。ずっと応援していたい。


夜になった Rocks は、ますます人が多くなり、大都会シドニーのネオンが灯った。左通行が怖い。運転はムリだろうなぁと苦笑。都会と田舎が混じり、暑いけれどレンガづくりの家と石畳が涼を納れてくれ、あまりにもごちゃごちゃになった人種が平然と闊歩している、不思議な街だ。電車の7割が、アジア人だった。シティーは、シゴトや出かけるところで、住むのは、もうちょっと田舎がいい。ユーカリの香りを嗅ぎ、あまりあくせくせず、欲に溺れず、それなりに暮らせる暮らしが、世界でいちばん私に合っているいるんだろうなぁ・・・。


ふと、待っててくれているだろう、遠い猫たちを思う。うん、帰る場所は、そこなのだけれど。