Sasha's Note 一期一会

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茶トラ猫 その1

茶トラのネコと私は、どうも昔から何かのご縁がある様です。今、家にいるみかんとチャロは、胸、お腹、足の部分が白く、茶と白の猫という表現をしていますが、ここで言う茶トラのネコとは、文字通り全身茶色のキジトラ猫です。


最初の出会いは、東京から川を隔てて隣の県に住んでいたときの事。住んでいたアパートの近くに、茶トラの猫がいて、名前をチャトランと付けました。ある日私の後をついてきました。部屋にあげて、ミルクをあげてしまったものだから、以来私の帰りを待つようになり、ドアのところで、ミャアオ〜ンと鳴くようになりました。慌てて入れてあげるのですが、薄い壁一枚で隣人と繋がっていたため、大家さんへ報告されるのではないかと心配し、ある日捨てにいくことにしました。


車は無かったので、大きな買い物バスケットの中に入れて、歩いて遠くへいき、ここでバイバイと言って別れたんですが、翌日ちゃんと戻ってきて、びっくり。その後いったいどうなったんだか、記憶がないんですが、チャトランは、私を飼い主にすることを諦め、私のアパートには自分は住めないことを悟り、離れていったんだと思うんです。


ここで、大きな要因は、茶トラ猫の目力でした。私のこころを読む目力に長けていました。何を考えているのかお見透かしでしたね。その後どうなったのか、ちゃんと見届けなかったことを悔やんでいます。