Sasha's Note 一期一会

猫たちとの暮らし 嬉し楽し 嘆き驚き 好奇心 冒険 悪戯 出会い 別れ 感謝

ブラックベリー・ウィンター

さむっ! なんと今朝の気温は、10℃! あまりにもの寒さに、冬物のフード付きジャケットを引っ張りだして、外出する。行き先は、5月から始まったファーマーズ・マーケット。案の定、皆さん、毛糸の帽子を被ったり、耳当てをしていたり、中には、マフラーや手袋をしながら、野菜を売っていた人も!


ブラックベリー・ウィンターだよ、と聞かされて、何よそれ? と説明してもらうと、だいだい5月中旬に、ブラックベリーの収穫の頃、寒さが戻ることを言うという。南部独特の表現らしい。


まだ、旬の野菜は限られている。今日は、4つで1ドルのとうもろこしを買った。最高に甘くっておいしかった。ラオス出身のご夫婦が畑で作っているネギと中国風野菜も買って来た。この夫妻の作る野菜は、どれも大当たり。今年も楽しみだ。ミントを売っている人が多かったな。旬なんだねぇ。


ところで、「大人になったと感じたとき」というお題を、ずっと考えていた。はっと気づく。それは1996年8月のこと。半年、日本に滞在し、アメリカへ戻ってきてすぐに、引っ越しをした。賃貸アパートを出て、一軒家へ移ったのだけれど、その時にネコを飼うことにした。アパートの敷地内にいた、元飼い猫、現宿なしネコの中で、いちばん大きくて毛の長いネコを捕まえた。相方に、タロウと名づけられたそのネコは、2009年4月まで我が家で一緒に暮らした、最初のオフィシャル・キャットだ。


ネコを飼うって、大人になることだ、と思っていた。私の実家には、小さい頃からネコが常にいたのだけれど、どんなに一生懸命世話をしても、ネコたちは、母を慕った。ごはんをあげる人、世話をしてくれる人、の第一人者は、母に叶わなかったわけ。


獣医で、「ママ」と呼ばれると、未だに「姉です」と答えてしまう私だが(笑)、ネコたちが、いちばん頼ってくれているのは、「私」となり、これは私にとっての、「大人」の証明なのである。


さて、今週の金曜日には、最高気温が30℃に戻るらしい。スポーツクラブの屋外プールが、5月になって解禁となり、夕陽を見ながら泳ぐのはとても気持ちいい。無事に暖が戻って、泳げますように。今夜は、毛布を被って寝なきゃ。ネコをゆたんぽ替わりに傍に置こう〜。




* キャットタワーでくつろぐプリプリ。高いところ大好きネコ。