Sasha's Note 一期一会

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礼儀と忍耐

日本で災害が起きた時に、配給の列におとなしく並ぶ日本人をみて、外国人は「考えられない」とか「凄い」と驚くそうです。反対に、私が驚くのは、特に郵便局の列に並ぶ米人の態度です。まず、局員は列にどれだけ人が並んでいても、平然とマイペースで仕事をします。くだらないジョークも欠かさず、ゆっくりと「次の人!」と呼びます。特に、クリスマス前の郵便局はもうひどい行列になりますが、全く動じず、淡々と業務をこなしている局員さんは、かえってあっぱれ!ですが、誰も文句を言わずに並ぶ米人は凄いと感心しています。


先日、京都駅構内のお土産屋さんで買い物をした時、カードで清算しました。読み取る機械がちょっとのろくって、定員さんと待っている間、横から、千円札と品物を持った手がぬっと伸びてきました。私より年上であろう男性が、「早く清算してくれ」と言ってきました。定員さんは、「少々お待ち下さい」としか言えません。だって、私のカードの清算中なんですから。すると、男性は「早くしてくれよ」と声を荒たげ、「なんだったら買わなくてもいいんだよ」と脅しにかかりました。


定員さんが気の毒になり、カードが通った時点で、「私は後でもいいですよ」と言って、男性客を先にして貰いました。「ありがとう」も言わず、立ち去る男性。でも、こういう態度の日本人って、結構いませんか?


日本では、定員さんが大変丁重に挨拶をし、客を持ち上げますので、王様お姫様気分になってしまうところがあるのかも知れません。「買ってやるんだよ」という見下した態度になってしまう人が出てくるんですね。


そういう人が海外に出ると、どういう態度を取るかご存知でしょうか。英語を話す外国人にはニコニコとわかったふりをして愛想がよく、その変わり日本人には傲慢な態度を取ります。私は職種でいったらサービス業の仕事もしているんですが、上から目線の日本人が多くて、すごくストレスが溜まってしまう事が多く、ああ、実は昨日、今日も格闘していました。愚痴書かせていただくと、もう本当に失礼な人が多くなってきています。


一昔前、駐在員といったら、英語ができるエリートでした。「カッコいい」と言えました。今はどんなステータスなのかわかりませんが、殆ど英語ができずにやってくる人が意外に多いことに驚いています。それをサポートさせていただいているんですが、上から目線客は「ありがとう」を絶対に言いません。感謝されたくて仕事をしているわけではないので、いっさい期待していませんが、逆に丁寧に御礼をいわれると、仕事甲斐があったと嬉しいのは事実です。


今日は愚痴りました。そういうときもありますかね。さっさと忘れて、次に進まなくてはね! 私の上司は3分で忘れることにしているそうです。それが本当にできるところがスゴイ! 「じゃないと、ノイローゼになるよ、この仕事は」。そう言われました・・・。



清水寺で出会ったワンチャン。飼い主さんご自慢のいい子でした