Sasha's Note 一期一会

猫たちとの暮らし 嬉し楽し 嘆き驚き 好奇心 冒険 悪戯 出会い 別れ 感謝

クリスマスイブに・・・!


このところ、ラジオをキリスト教のチャンネルにチューンを合わせています。クリスマスソングというよりも、聖歌と呼んだ方がぴったりくるくらいで、心が洗われます。初めて耳にする曲もたくさん流れてきます。


やっと、書ける事があります。10月17日に他界した叔父のことと、11月21日に天国へ旅立ったエドワーダさんのことです。叔父は、父の妹の伴侶で、とてもユニークな人でした。もう9年も前の話ですが、弟が遺骨になって住んでいたアパートに戻ってきた時、いきなり「北国の春」を絶唱! お得意の喉を披露くださいました。そんなニュークさをいつも持ち合わせていました。何故その曲だったのかは、聞きそびれましたが(笑)。


エドワーダさんは、16才で糖尿1型に因る昏睡に入られてから約43年間生きられ、眠りながらにして私たちに奇跡を送り続けられた天使です。2003年にアンビリーバボーで放映され、また「眠りながら奇跡を起こす少女」という本が日本語で発刊されたため、多くの日本人の訪問を受けました。幸い近所に住んでいた私は、ご自宅にお邪魔させていただき、母親であるケイさんから色々な話を伺う事が楽しみでした。長年の介護を経て、不思議なことも数多く起きるようになり、聖母マリア様が度々ご訪問されるようになりました。そしてエドワーダさんは病気の方々を癒す能力を与えられました。或る日、アポなしで大型バスがご自宅脇に着き、ゾロゾロと大勢の人が訪問されたこともあったそうです(苦笑)。いろいろな人のいろいろな祈りが飛んで来るので、器の小さな私は、眠くなるなど調子を壊すこともありました。はて、悪魔(の心を持った人)がやってきた時には、ケイさんが十字架をかざしたところ溶けてしまったこともあったそうです(悪魔っているんですねぇ)。


そのケイさんも2008年に天国へ行かれ、エドワーダさんの介護は妹のコリーンさんが引き継ぎました。エドワーダさんは、コリーンさんに向かって最期に大きく微笑み、その瞳はキラキラと光り輝いていたそうです。そして眼を閉じ穏やかに眠りにつきました。


昨日コリーンさんから連絡がきて、CNNインターネット判のトップニュースで、エドワーダさん記事が報じられたと聞きました。長い長い記事でした。でも、なんて素敵なクリスマスプレゼント! 聖なる答えとは手の届かないところにあるのではなく、身近にあること。なにかと外に目を向けがちだけれども、自分の心が鎮まらないと真実は見えないこと。無償の愛ってどういう事なのかとか、人を思う気持ちの大切さ、尊さ。宗教を超え、人種を超え、大いなるもの、つまり神の御目でもって、毎日を淡々としかしベストを尽くして生きていくことの大事さ。奇跡を外に求める気持ちから、生きていること自体が奇跡であるとありがたく思う事の幸せを、学ばさせていただきました。エドワーダさんありがとうございました。


皆さまに贈ります。MERRY CHRISTMAS! 写真は、みかんとチャロで〜す!