Sasha's Note 一期一会

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紅葉まっさかり!

おとといの夜、氷点下近く気温が下がり、今年は冬が早いのかと驚きましたが、持ち直してきました。ヤレヤレ、秋をもう少し楽しませていただきたいと思います。街は紅葉の真っ盛り。赤い色が多いでしょうか。実に綺麗です。


さて、猫のグレーシーをレスキューしました。尻尾の付け根に傷を追っていること→おそらく、ヒットラーラが引っ掻いた跡だと思います。こんなに気温が下がって、ケガをしていては、さぞかし辛いだとうと思い(獣医曰く、おそらく熱が出ているとの事)、我が家のトイレの小部屋へ入れました。10月30日に避妊手術を受けさせます。メスですから、このままだと仔猫を宿すこともあるでしょうし、ヒットラーラに大変な目に合わせられることは目に見えています。


でもアメリカですから、事は大変です。手術をしたら、狂犬病の予防接種と、ディステンパー予防接種を同時に受けさせることが義務づけられています。ついでなので、猫白血病エイズの検査もしていただくことにしました。これをクリアーしないと、どこの保護団体も引き取ってくれません。


実は、タイミング悪く、獣医のドアの前に、生後10週くらいの仔猫6匹が置き去りにされていました。獣医では里親募集を募るため、4匹まで引き取ってくれるんです。グレーシーの話をすると、「現在、合計8匹になってしまったので、あと4匹貰われたら引き取りましょう」との事。それまでに、手術を済ませ、ケガの回復を待ち、我が家のトイレで過ごしてもらって、空きを待つことにします。


グレーシーが、空を見上げたり、陽の光を浴びて眩しそうな表情をしたり、庭を駆け回ったり、塀を登ってやってきてくれる姿が、好きでした。自然の中で生きることは過酷だけれど、すごくそれが自然に感じたからです。なぜこの国は、猫を家に閉じ込め、あらゆる予防接種を受けさせ、人によっては指を切って爪を取るなんてひどい事を平気でして・・・ああ、どこか違う方向へ向いてしまっているんじゃないかという気すらします。


だから、グレーシーはできるだけ外で飼いたかったんですが、いじめや、ケガや、天候や、あらゆる危険も備えている訳で、来ない日にはひどく心配します。今回、ヒットラーラからのひどい攻撃をみて、猫の最大の敵は猫だと知りました。1匹いなくなれば、それだけ自分のエサが増える事になりますからね。


因に、ヒットラーラは、実はとてもフレンドリーな猫で、撫でさせてくれるようになり、足にまとわりついてくるようになりました。平たい顔でがに股・・・なんだか親しみが持てなくもありません(苦笑)。でも目がグリーンなんですよ。そのアンバランスさがまた親しみが持てたりします(苦笑)。お腹をゴロンした時に、避妊手術を受けて間もないこと(数ヶ月前)がわかりました。という事は、誰かの飼い猫なんでしょうが、何故我が家に来るんでしょう? どうしていつもお腹が空いているんでしょう? 謎です。


どうかグレーシーの手術が無事に済み、ケガが治りますように(抗生物質を与えています)。今度、グレーシーの写真を撮りますね〜。


左:グレーシー、右:ポーチに置いた椅子に座って雨を見つめるヒットラーラ。今日は雨です。