Sasha's Note 一期一会

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青い朝顔が咲きました

9月21日、日曜日の朝、ヨーコさんは潔い顔をしていました。「私は旅立ちますよ」という覚悟の顔です。ヨーコさんを膝の上に乗せて色々な話をしました。じっと聞いてくれてました。もうゴロゴロと喉を鳴らせられず、ポッ、ポッ、ポッ・・と喉から小さく聞こえてきます。時々上を向いて、私の目を見ます。深〜い海を思わせる、穏やかな、全てを受け入れている優しい目でした。


特にここひと月、ヨーコさんと共にあちら側のすぐ近くまで付き添っていると、少し不思議な体験もしたりします。ヨーコさんの覚悟の目を見て、神棚にロウソクを立て、お茶を立て、家族にお祈りした後、天国へ旅立った猫たちの写真を見ると・・・皆の強い視線を感じました。「私たち、ヨーコを受け入れますよ。We will take care of Yoko」そう、伝わってきたんです。


とても、とても、安らかに、大好きなタロウや、チョコが待っている天国へ旅立ちました。ミミお姉ちゃんとは大丈夫ですが、マギーやラーラと喧嘩しないかどうかは、ちょっと心配ですが・・・(苦笑)。


6才の短い生涯。病気を治してあげられなくってごめんなさい。いつか人類が癌を治すことができる日が来るといいです。確かにワクチンは有効ですが、必ずしも100%安全な訳ではありません。ヨーコさんは、1万分の3の確率で命を落としてしまいました。


もう夏も最後だよ、という陽射しで、メープルの木の下にはチラホラ落ち葉も降りてき、植物たちが次々と実をつけ、冬への準備を初めています。こんな穏やかな日を選んだヨーコさんは、すごい、と思いました。


もう絶対咲かないと思っていた青い朝顔、急に咲いたんですよ。きっと、ヨーコさんが咲かせてくれたのかも。私の長く辛かった夏も終わりです。陽が傾き始め、心地よい秋風が青空を吹き渡っています。