春はあけぼの。夏は夜。秋は夕暮れ。冬はつとめて。そろそろとやってきた春と、夏がそこまで来ているのに、ぐずぐずと春に押されている気配あり。
日本で見る染井吉野(個人的に、ヨシノさんと呼んでいます)は、薄墨色と言われているそうですが、墨っぽくない、白いヨシノさんも、街を明るく照らしてくれていました。
個人的には、ほんのりとピンクが入るオカメ桜や、しだれ桜が可愛いと思います。
今は、アゼリア(つつじ)が見事です。
これ、分かりますか? レッドバット(花蘇芳)です。イースターの時期に咲いてきますね。イエス様を裏切ったユダが、恥じて、自死した木だと言われています。
拙宅のりんごの木に、40日遅れて花が咲きました。異常気象を物語っています。りんごの花は、蕾がピンクで開いてくると白くなります。とってもかわいい!
友人の訃報が入り、ずっと心が折れています。最後のLINEメッセージは、「元気でね」。私の返信は未読のまま・・・。
限られた人生だとしみじみ思いました。過去を嘆き、明日を畏れている自分がいます。今日、精一杯生きないと。悲しむのでなく、ありがとうって言わないと・・・。
ネコたちはと言いますと・・・、訪問者がやってきました。
チャーリーにそっくりなので、ジュニアを足して、CJと名付けました。人を恐れているので、飼い猫ではなさそうです。それで、ドライフードを裏庭に置いておくことにしました。気まぐれにやってきます。お昼寝もしていきます。
おととい、右目を怪我して出血しているCJがやってきました。心がつぶれそうです。昨日は訪問せず。今朝、やっと姿を見せたんですが、目が痛そうです。相方が、獣医に連れて行けというんですが、捕まえられるわけがありません。かわいそうね、痛いでしょう。せめてごはんをお腹いっぱい食べてね、と声をかけると、じっと聞いていました。思わず涙・・・。
一日は、穏やかに進むのがいい。日が昇って明るくなり、小鳥がさえずりを聞き、コーヒーを一杯飲む。ネコたちがまどろう中、バイバイと家を出て用事をこなす。CJがちゃんと食べに来たか、友人たちは皆元気なのか、自分の思惑を超えているところは、もう、天に祈るしかない。