パーキンソン病が少し進行してきた知人を、週に一度送り迎えをしている。先日、医者に車の運転を禁止され、家族が働きに出た日中、ひとりでどこへも出かけられなくなってしまった。片足が不自由という事もあり、ウォーカーを使っているのだけれど、はっと気づくと、ひっくり返っている事がたびたびあって(泣)、気遣いながらも、あまり病人扱いしないようにも気を付けている・・・。知人は、なんていうのかな、やっぱり「フツー」でありたいんだよね。そして、運転できないことに気落ちし、多少イライラしている感じを受ける。
今朝、その知人の家のメールボックス(郵便受け)に、つる性のクレマティスが見事に咲いていた。実は、初にお目にかかる花で、最初、造花?とさえ思ってしまった(笑)。だって、手のひらを力一杯広げたように、ぱっと元気に花を咲かせているんだもの。
クレマティスは、バッチフラワーでもレスキューレメディに用いられている。つまりヒーリングの効用があると言われているのだけれど、和名は「仙人草」だそう。とても愛らしい花が、秋になると、長い糸状になった銀色の雌しべが、白髪のように見えるんだとか。夢見がちで、妄想、空想にふけることが多い人に、ただ理想を求めるだけではなく、現実の世界の楽しさを教えてくれる花だとか。
う〜ん、私の妄想癖は、子ども時分にひどかったかも(笑)。あの時、クレマティスの爪の垢(そんなのあるかい?)を煎じていただきたかったよ。今はどうかな? う〜ん、やっぱり・・・あまり現実に生きてないかも知れない(笑) 理想を追いかけるのは、もうやめたけれど。
クレマティス。我が家のメールボックスにも、絡ませたくなっちゃった。カザグルマ(風車)とも呼ばれているとか。なるほど、風にくるくる回りそうだよ!