Sasha's Note 一期一会

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マスクをつけてもいいみたい

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みかんおねえちゃん、おもちゃバスケットにダイブ! 楽しそう〜♫


アメリカでは、マスクの着用は極めて非日常的な光景です。風邪をひいても、花粉症でも、マスクを着けるなどという発想は一ミリもなく、新型コロナウィルスがアジアで流行し始めた頃、マスク不足だという報道を聞き、近所のドラッグストアーを覗きましたが、皆無でした。

 

医療従事者はどうかと言うと、掛かりつけ医や、専門医で、マスク姿の従事者を見かけたことは一度もありません。そこで働く事務の方々も同様です。まだ、掛かりつけ医を決められなかった頃、ウォークインできるやや緊急の医療機関を利用していました(50ドルほどの追加料金で、誰でも直ぐ診てもられます)。どんな患者が来るのかわからないそのような施設でも、マスク姿の医療従事者の姿はありませんでした。

 

マスク着けてる医者って、おそらく外科医くらい?!かもしれません。それほど、アメリカ人は、基本的にマスクを信じていないのかもしれないですね。アジア人の習慣って面白いと、対岸の火事を見るような目線を送っていたような扱い方でした。


一度、風邪を引いて、薬局に薬を取りにいくときに、マスクをつけて行ったことがありました。咳がひどく、人に移したくないと思っての事でしたが、「あなた、まさか、銃でも持っているんじゃないでしょうね」と、ジョーダンなのか本気入りなのかわからない様なことを言われました。そっか、強盗はマスクをするし、この国ではタブーなんだと識った日でした。

  

つい数日前、トランプ氏が、布製のマスクをしたらどうですか、マスクより、スカーフなんがいいでしょう、自分は着けないと思うけどね、みたいな話を記者会見で話しました。常に一緒に記者会見場に立つデボラさんというコロナウィルス対策本部の博士の発言力は響きました。「皆さんには、マスクを着けたから自分は大丈夫、他人にも感染させたりしない、と決して思ってほしくないのです」。


布製のマスクを推奨するのは、医療現場で奮闘されている従事者にマスクが行き渡るような配慮もあると思います。外科医用のマスクは兎に角、医療従事者に回さなくてはなりません。

 

程なくして、CDCがマスク着用をウェブサイトにあげました。

 Use Cloth Face Coverings to Help Slow Spread | CDC

 

残念ながら、ミシンを持っていない私は、ハンカチで簡単に作れるマスクを作ってみることにしました。

 

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で、でかい! アメリカ人の顔にあった寸法では、顔の3分の2が埋まってしまいます。いや、顔を覆う物として、それくらいがいいのかもしれませんが、10年前にミシンをドネイションしてしまったので、縫えないのですよ(苦笑)

 

ジョージア州のある医療機関では、マスクキットを販売して、縫って自身で使用してもいいし、私たちへのドネイションも歓迎します、という広告をSNSで出しました。

 

トイレットペーパー不足の話になりますが、企業がリモートワークを始めたため、会社に残っているトイレットペーパーを希望者に無料配布していた記事もありました。我が家の近くのところでした。希望者が車で行く→運転席の窓を開ける→トイレットペーパー1個をヒョイっと投げ入れる、といった形です。

 

皆、それぞれ懸命に乗り切ろうとしています。人生で、こういう事態に遭遇してしまった、これも運命と思い、恐怖とネガティブに押し潰されずに、粛々とできるだけのことをする。今の私にできることは、「家にいること」です。 

 

私の記憶に、かのマイケル・ジャクソンのマスクと手袋姿が残っています。聞くところによると、マイケルは、日に何人ものファンと握手をする機会があるので、感染症にかかる可能性を怖がっていたようです。彼は、アジアから学んだんでしょうかねぇ。